介護職の志望動機の書き方と例文|未経験・経験者別の型
介護職の志望動機で採用側が見ているのは、立派な言葉ではなく「続く人かどうか」です。 人材の定着に悩む業界だからこそ、美辞麗句より「現実を分かったうえで選んでいる」ことが伝わる志望動機が強い——未経験・経験者それぞれの型を示します。
未経験者の型:きっかけの実体験+学ぶ計画
「祖母の介護を家族で担った経験から、専門職として人の生活を支える仕事に関心を持ちました。体力面の準備も始めており、まず初任者研修の取得から一つずつ学びたいと考えています。研修支援と教育体制のある貴施設で、長く働ける介護職になりたいです」
- きっかけは実体験で:家族の介護・接客で高齢のお客様と関わった経験など、本当のことを。作り話は深掘りで崩れます
- 「大変さを分かっている」ことを一言:「体力面の準備」「夜勤を含む働き方も理解しています」——現実を見ている人だと伝わります
- 学ぶ計画(資格)で締める:初任者研修→介護福祉士の階段への言及は、「続ける意思」の最も具体的な証明です(資格の記事参照)
経験者の型:介護観+施設タイプを選んだ理由
特養・入所施設へ
「デイサービスで〇年、日中の支援を担ってきましたが、利用者さまの生活全体を24時間の視点で支える介護に取り組みたいと考えるようになりました。看取りケアに力を入れる貴施設で、最期まで寄り添う介護を学び実践したいです」
デイサービスへ
「特養で〇年、身体介護を中心に経験しました。ご自宅での生活を続けるための支援に関心が移り、在宅を支える通所の現場で、機能訓練やレクリエーションを通じた自立支援に取り組みたいと考えています」
訪問介護へ
「施設で複数の利用者さまを同時に支える中で、お一人おひとりとじっくり向き合う時間の大切さを感じてきました。一対一のケアに専門的に取り組める訪問介護で、生活に根ざした支援がしたいと考えています」
施設タイプの違い(訪問の記事等)を理解して選んだことを示す——これが経験者の志望動機の核心です。
給与・休みが本音の場合の翻訳
処遇改善への言及は、実は前向きな志望動機になります。
「長くこの仕事を続けるために、資格取得の支援と処遇改善の体制が整った職場を選んでいます。その中で貴施設を志望したのは〇〇(ケアの方針・機器の導入など)だからです」
待遇を理由にすることは恥ではありません。「待遇の整った職場で長く働く」は、業界の定着問題への誠実な答えでもあります。条件を絞り込み理由に、固有の魅力を志望理由に——二段構えの原則は他職種と同じです。
NGパターン
- 「優しさに自信があります」だけ:優しさは前提で、仕事は技術と体力と段取りです。具体的な行動(実体験・学習・準備)で語る
- 「家から近いから」だけ:本音でも、近い職場の中でここを選んだ理由まで言語化を
- 前の施設の批判:人手不足・環境の不満は、「体制の整った環境で」という言葉に翻訳(人手不足の記事参照)
よくある質問
Q. 40代・50代の未経験ですが、志望動機で年齢に触れるべきですか?
A. 弁解は不要です。人生経験(家族の介護・調整力)を強みとして自然に織り込めば、年齢はむしろ文脈の厚みになります。
Q. 資格取得中の場合はどう書きますか?
A. 「初任者研修を受講中(〇月修了予定)」と進行形で書いてください。取得済みより意欲の証明として新鮮に映ることすらあります。
まとめ
- 介護の志望動機は「続く人」の証明。美辞麗句より現実を分かった選択を見せる
- 未経験は実体験+学ぶ計画、経験者は介護観+施設タイプを選んだ理由
- 待遇・条件は絞り込みの理由として正直に。恥じる必要はない
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最終更新:2026年7月5日/project転職編集部