エンジニアの志望動機の書き方と例文|経験者・未経験者別の型
エンジニアの志望動機で差がつくポイントは「技術」と「事業」の両方に触れることです。 技術の話だけだと「うちの事業に興味はないのか」となり、事業への共感だけだと「エンジニアとしての軸は何か」が残ります。「御社の〇〇という事業を、△△という技術・開発体制で作っていることに魅力を感じる」——この二階建てが基本構造です。
志望動機の一般的な型(結論→根拠→貢献)は「転職の志望動機の書き方」で解説済みなので、この記事はエンジニア固有の観点に絞ります。
経験者の志望動機:技術×事業×次にやりたいこと
経験者の志望動機は、次の3点が具体的なほど強くなります。
- 今できること(技術スタック・担当フェーズ)
- 応募先で惹かれた点(事業・プロダクト・技術選定・開発文化のどれか具体的に)
- 次にやりたいこと(応募先でこそ実現できる方向性)
例文(経験者・自社開発へ)
「現職では〇〇のバックエンド開発(Java、一部Go)を3年担当し、直近は△△機能の設計から任されています。御社の□□は、私自身がユーザーとして課題を実感してきた領域で、技術ブログで拝見した〜という設計方針にも共感しました。今後はプロダクトの意思決定に近い場所で、設計から運用まで一貫して関わりたいと考えています。」
効いている要素:技術の具体性/プロダクトへの実感ベースの言及/「技術ブログを読んだ」という調査の証拠。エンジニア採用では、技術発信(ブログ・登壇・OSS)に触れるのは最も簡単で効果的な「本気度の証明」です。
未経験者の志望動機:きっかけ→行動→接続
未経験者は実績の代わりに「学習という行動」を軸にします。
例文(未経験)
「前職の営業事務で、繰り返し作業を自作のスクリプトで自動化した経験から、仕組みで問題を解決する面白さを知りました。以後〇ヶ月学習を続け、△△(ポートフォリオ)を作成しています。御社が未経験者の育成に体系的な仕組みを持ちながら、□□のような実プロダクトに早期から関われる点に惹かれ、志望しました。」
注意点:「手に職をつけたい」「将来性があるから」は本音でも主役にしない。自分側の都合だけで、会社を選んだ理由になっていないからです。きっかけの実体験があると、この問題は自然に解消します。
業態別に変えるポイント
| 応募先 | 志望動機で触れるべきこと |
|---|---|
| 自社開発 | そのプロダクトへの具体的な関心(使った・調べた)/長期的に関わりたい意思 |
| 受託開発 | 多様な案件・技術に触れたい意欲/顧客の課題解決への関心 |
| SES | 幅広い現場での経験を積みたい理由/環境適応への自信 |
| 社内SE | その会社の事業への理解/開発と業務の橋渡しへの関心 |
同じ「開発がしたい」でも、業態によって刺さる言葉が違います。求人票の業態を確認してから志望動機を組む、の順序を守ってください。
やりがちなNG
- 「技術が好き」で終わる:好きは前提。その技術で何を作りたいか・どんな課題を解きたいかまで
- 技術スタックの一致だけを理由にする:「御社はReactだから」は、Reactの会社ならどこでもいい人に見えます。事業側の理由と必ずセットに
- 「勉強させてもらいたい」:会社は学校ではありません。「学び続ける」は姿勢として語り、目的は貢献に置く
- 開発体制の批判から入る(経験者):「現職はレガシーで…」は前職批判に聞こえます。「〜に挑戦したい」の方向で
よくある質問
Q. 応募先のサービスを使ったことがない場合は?
A. 応募前に触ってください。無料枠・デモがあるものは実際に使い、BtoBで触れない場合は導入事例・技術ブログ・登壇資料を読む。「調べられるものを調べた」形跡が志望動機の質を決めます。
Q. 技術ブログやGitHubは志望動機に書くべきですか?
A. 自分の発信があるならURLを職務経歴書に記載し、志望動機では「継続的に学習・発信している」事実として一言触れれば十分です。
Q. 志望動機と自己PRの使い分けは?
A. 志望動機=なぜこの会社か、自己PR=自分は何ができるか、です。詳しくは自己PRの記事で解説しています。
まとめ
- エンジニアの志望動機は技術×事業の二階建て。片方だけでは弱い
- 経験者は「できること→惹かれた点→次にやりたいこと」、未経験者は「きっかけ→学習の行動→接続」
- 技術発信への言及は最も簡単な本気度の証明。業態(自社/受託/SES/社内SE)で言葉を変える
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最終更新:2026年7月4日/project転職編集部